「可愛いドレスね…」


「ありがとうございます」


「花奏さんってお若いですよね」


「17歳です」


「そう…へぇ~っ…私も17歳で、芳樹さんと結婚したの…」


「そうなんですか・・・」


「花奏ちゃん!!」

爽爾君が私たちの元にやって来た。


「花奏ちゃん…このドレスにはこの指輪が似合うよ♥」


「えっ!?」


いきなり、爽爾君に左手を掴まれて、薬指に指輪を嵌められた。



「爽爾君…この指輪…!?」


「知弥の部屋のリビングの金庫に入れてあった指輪だけど…」