WHITEMOON~あやかしの神様~

「多少は…俺の力だけど…ほとんどが冥府神様の呪詛の力だ…早く…封じないと…実流の霊体が・・・大変なコトになるよ。ヤッキー」



「神の力に耐えらないってコトか…」



「お兄ちゃん…俺に情があるなら、早く…時を戻して!!」



再び、実流の手の中に紅い玉が現れ、俺たちを狙う。



「・・・」



康人は持っていたロッドを鎖に変化させた。


そして、実流の躰に巻きつける。



「時を戻すワケにはいかない。知弥…実流を封じてくれ!!!」



康人の悲痛な叫びが俺の魂を揺さぶる。



俺は誰よりも康人が弟の実流を思っていたコトは知っている…



「お前の心は然と受け取った…俺が実流を封じる!!」



俺の目の前に、智成様に折られたはずの対極刀が現れる。



俺は躰に力を込めて、紅月の力を呼び覚ます。



「簡単に…封印させない!!」



傍観者のように見つめていた朱雀が動き始める。