幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「……なにそれ」

少女は笑った。




「…変なおねえさん!」

その表情は、どことなく土方と似ていた。















大丈夫。

私はもう、大丈夫だよ、土方。



小野寺姫は空を見上げる。





もう、大丈夫。
私、ちゃんと生きるよ。





目を瞑る。















貴方の分も、私は生きる。

私が貴方にたくさんのものをもらったように、私もたくさんの人にたくさんのものをあげたい。






「ありがとう」

たくさんの愛をくれて。


「ありがとう」

一緒に過ごしてくれて。


「ありがとう」

私に勇気をくれて。




「ありがとう」
















私に、新しい命をくれて――…。