…………え? 背後からの声に驚き、小野寺は目を見開いた。 「貴女は………」 そこには、 先ほど母親が連れていた少女がいた。 「どうしたの?」 きょとん、とする少女。 「おねえさん、なんで泣いているの?」 「あ、こ、これは……っ」 慌てて涙を拭く。 「おねえさん、元気ないね」 「……そうかな?」 「うん」 全てを見透かしているような少女の台詞。 これは、子供だからだろうか? 「さっきはありがとう。おねえさん」 「…どういたしまして」 少女はにこっと笑った。 嗚呼、この子は―――…。