「「…………くすっ」」

そこまで言うと、2人同時に吹き出した。



「…相変わらずだな、お前」

「……土方こそ」





そして、小野寺は自然と土方の胸に寄りかかった。





「…良かった。生きていて」

「ああ」

「信じてたよ」

「俺もだ」

「ほんとは、怖かった」

「俺も不安だった」

「私、頑張ったよ」

「知ってる」

「土方、ありがとう」

「姫、ありがとう」

「名前で呼ぶな」

「夫婦(メオト)になるんだろう?」

「………ま、まぁそのうち」

「なんだそれ」

「きっとお兄様が許さない」

「お前、未来に行けないんだろ?」

「あ、そっか」

「…何言ってんだか……」

「あははっ」

「………くくっ…」

「ねえ、土方」

「ん?」

「好き」

「俺も」

「大好き」

「なら俺は大大大好き」

「なら私は大大大大大大好き」

「張り合うなよ(笑)」

「君が言うな」