幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「その望みを叶えることに必要なのは、人を殺すことですか?相手を憎むことですか?」


小野寺の表情は変わらない。



真っ直ぐで、凜としていて。
何よりも、輝いて見える。












「……木戸さん。その位でいいんじゃないか?」

すると、木戸の肩に手を乗せる者がいた。


西郷だ。







「西郷さ…」

「小野寺さん」


西郷は右手を差し出した。




「これから良い日本をつくっていくために、貴女にも協力して頂きたい」笑う。


「貴女の考えは分かりました。そちらの方向で話を進めましょう」




「西郷さん、貴方…!」

慌てる木戸を西郷が制す。




「木戸さん。貴方、日本のことではなく長州の復讐のことを考えているだろう」