幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「私たちから戦う気はない。もしそちらが攻撃をしてきても、今のように無効化できる力を、私は持っている」


小さな少女が、大きく見える。




「私たちが望むのはただ一つ」




小野寺は、右手を上げた。

まるで何かに誓うように、声を張り上げる。





「この戦争を今すぐ終わらせることだ」


「……戦争を…?」



そうだ、と小野寺は頷く。



「だから、そのために、こちらの上層部と会わせてくれ」





小野寺の紫色の瞳が光った。






「…………そういうことなら…」男は銃をおろす。







しかし、次の瞬間だった。





「駄目です!長官!!」

一人の兵士が声をあげた。




「!?」

「その男たちは、新撰組です!」