幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「どうした…?」

普通ではないその光景に小野寺は顔をしかめた。



「何かあっ――…」

「山崎が、死んだ」


















………………え?





「戦地で重傷を負って、そのあと息を引き取った」


「やま、ざきが…?」




言葉を理解できない。
頭に入ってこない。
右から左へ流れる感覚。

意味が、分からない。




「重傷を負った時点で小野寺ちゃんに治癒を頼もうと思ったんだけど、間に合わなかった」


悔しそうな原田の表情。



「おまけに幕府側は負けた」

「…………え?」



「……ごめん。俺がもっと急いでいれば…」
原田はぎゅっと目をつぶった。


「……原田が悔やむ必要はないよ」
小野寺は下を向く。





「原田のせいではない。………そう思わないと、」


うなだれる。




「一緒に戦地へ行かなかった私を私が責めたくなる…!」