幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

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「何それ!傑作っ!」

「笑うなああああ」


小野寺がタイムスリップに失敗したという話を聞いた途端、沖田が笑い転げた。




「おのでらん、『陰陽師』って肩書きやめて『陰陽師(笑)』にしたら?」

「お前、人の傷口に塩塗って楽しいのか?」

「楽しいよ!」

「嬉しそうな顔で笑うんじゃない!」





なんて奴だ。






そこまで話して、小野寺はほっと胸をなで下ろした。

大丈夫。話せる。




昔、沖田の療養中に彼と二人きりで会ったとき、明らかに彼の様子がおかしかった。