幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「…………うん」



悲しい現実と少し嬉しいこの感情は、なんとも形容しがたい。

小野寺は視線を下に送った。






沖田は、結核だ。
それは未来でこそ治療すれば直る病となったが、この当時はその可能性は限りなく低い。

いわば「死の病」







「小野寺は、これからどうするんだ?」

すると、斎藤が呟いた。



「これからって……」

「ここから先は、今より激しい戦になる」



真っ直ぐな、瞳。



小野寺たちが現在いるのは1867年。
本来、10月14日に大政奉還が行われる歴史だ。




「………私は、」