幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「……………は?」


眉間に皺を寄せたのは、永倉だった。




「何、それ」

「そのままの意味だよ」

「何戯言言ってるの?」

「戯言で言っていると思うのか?」



永倉がさし出したのは、刀。







「あんまりふざけたこと言ってると、小野寺ちゃんでも許さないよ」



「……………ふざけてなんか、いない」

小野寺の紫の瞳が、永倉をとらえる。



「大真面目に言っている。永倉、君、自分のやっていることが本当に正しいと思ってるの?」

唇が、動く。




「この結末が……藤堂を殺すという結末が、君の望んだものなの?」