幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「でも、」


小野寺は長く美しい、絹のような髪を揺らした。



「その方が、人間らしくてずっといい」

その場に似合わない、笑顔だった。




「…何しに来たの?」

原田は、冷たい目線を向けた。


「小野寺ちゃん、未来に帰ったんじゃないの?なんでここにいるのさ」

「必ず戻ってくるって言ったじゃないか」


悪びれず、シニカルな笑みを浮かべる。




「どうして…、」

「私のやらなければいけないことがまだ過去にあるんだ。…それと……」




小野寺は藤堂を見た。

血だらけで、鉄の匂いがする。






「君たちを止めたいと思って、来た」