幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

正しいか、間違っているか。

一度決めたことなのに、考えが揺らぐ。




「もう、やだな」
藤堂は笑った。







きっとこれは、あの少女のせいだ。
未来からやってきた、光。


『僕が、守るから』

そう言って彼らが持っていない力で彼女は戦う。


誰よりも強いくせに誰よりも弱くて、誰よりも人間らしい。




泣いて、笑って、喜んで、怒って。





ただ己の意志のためだけに戦い、人の死はしょうがないものだと考える人形のような彼らとは対照的な存在だった。