幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

笑おうと思ったけど、うまく表情を造れなかった。


(弱いな、俺…)

藤堂は、目を伏せて刀についている血をはらった。





武士として、死ぬこと。

格好つけようと思ったけど、でもやっぱり怖い。






「……平助…」

「ごめん。新ぱっつぁん、左之さん」



藤堂は、目を開いた。





「――俺、戦わなくちゃ」









自由を、掴むために。





「………平助…なんで…!」

永倉が顔をしかめる。





「どうしてなんだよ!どうして、お前と殺し合わなくちゃいけないんだよ!」

―――嫌だよ。





「なんでなんだよ!どうして、どうしてこうなっちまったんだよ!!」