弐拾陸 仲間について
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「で、なんでお前はタイムスリップに失敗してるんだ。このスットコドッコイ」
少し歩くと、土方が冷たい目で小野寺を見据えた。
「は?」
「『は?』じゃねえだろ。その姿ってことは、お前にとっては俺らの2年が数日だったわけだろう?」
馬鹿じゃねえの?と小野寺を見下ろす土方。
「つまり失敗してんじゃねえか。すぐ戻るとか言っといて」
「それは………」
そう言われると、言い返す言葉が見つからない。
確かに小野寺はタイムスリップに失敗したわけだし、約束も破ったのだから。
「……………ごめん」
うつむき加減で小野寺は呟いた。
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「で、なんでお前はタイムスリップに失敗してるんだ。このスットコドッコイ」
少し歩くと、土方が冷たい目で小野寺を見据えた。
「は?」
「『は?』じゃねえだろ。その姿ってことは、お前にとっては俺らの2年が数日だったわけだろう?」
馬鹿じゃねえの?と小野寺を見下ろす土方。
「つまり失敗してんじゃねえか。すぐ戻るとか言っといて」
「それは………」
そう言われると、言い返す言葉が見つからない。
確かに小野寺はタイムスリップに失敗したわけだし、約束も破ったのだから。
「……………ごめん」
うつむき加減で小野寺は呟いた。