幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

青蓮院のところにいた、薩長の者を思い出しても同じ。

みんな、生きている。



同じように家族がいて、友人がいて、恋人がいて、

生きるために、戦い、殺し、殺される。




みんな、考えている最終地点は同じ。
「日本を良い国にしたい」という志。



その過程が違うから、彼らは争う。


大切な人を守りたいから、争うのだ。




「なんで、二つの選択肢しかないんだ……」

生きるか死ぬか。
幕府か新政府か。
殺すか殺されるか。


あまりに残酷な、二択。






(……………二択?)

その時。



小野寺の頭の中にふと、とある考えが浮かんだ。

そして、とある言葉が浮かぶ。




『歴史はもう、変わっている』















―――ああ、なんだ。
簡単なことじゃないか。