幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

分かってる。解ってる。判ってる。

わかってるよ。




でも、それなら、


なんで……………





「馬鹿…、馬鹿、馬鹿っ!」

ドン、と彼の胸を叩いた。



「ば、かあ……!」






生きていたのに。


伊東は、確実に生きていたのに。
生きている人間だったのに。
あったかかったのに。






「……仕方がなかったんだ」

「なら!」



小野寺は、土方の手をとった。







「どうしてそんな顔をしているんだよ!!」

















そこにあるのは、何か大切なものをなくした子供のような土方の表情。


今にも、泣き出しそうだった。