幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「土方………」


もう一度、言葉を紡ぐ。
確かめるように紡ぐ。






「…………………っ」





体温を感じた。

まるで宝物を扱うみたいに小野寺を抱き締める土方。



「………姫……」

愛おしそうにその名を口に出し、その唇を小野寺に近づける。



「会いたかった。ずっと待っていた。ずっとずっと、お前をまっていたんだ」









キスされる。



そう気付いた瞬間、小野寺は土方の胸を押した。






















      ドンっ









「…………………?」



拒絶。





小野寺は、土方を見上げた。