幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

変わった。

「僕」という鎧を取った小野寺は、変わった。


よく笑うようになって、よく泣くようになった。

自分の感情を、表に出すようになった。







あんたを変えたのは、きっと――…















「小野寺姫が命じる」


小野寺は、右手で五方正を描く。

風で長い髪が揺れた。



「式神よ、我を望む地へと送り給へ――…」











ねえ、姫。

あたし、思うの。






「発動」






あんたとこうやって顔を合わせるのが、今日で最後なんじゃないかって。