幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

まぁあれよね。と息を吐きながら乃愛はふんぞり返った。


「あんたもあたしも、いいように使われたわねえ」


「使われた…?」



小野寺と同じ顔で乃愛は笑った。

「ま、そんなことより久し振りに学校行かない?」




…………………学校?


「なん、」

「いいじゃない。今日は日曜日だし。……ね、おじさま。堅苦しい話は帰ってからでいいでしょ?」



乃愛がそう言うと何かを理解したとでも言うように、小野寺の父が頷いた。



「ああ、いいよ。そのうち悠も来るだろうから、それまで学校にいなさい」

「やった!」



小さくガッツポーズをし、乃愛が笑った。