幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「もう…………っ」



見ると乃愛は。
ボロボロと涙をこぼしていた。

そして乃愛はぎゅっと小野寺を抱き締めた。



「乃愛………?」

「心配させないでよ、馬鹿あ…っ!」





小野寺は思わず、泣きそうになってしまった。



現代にいたときは喧嘩しかしなかったのに。



ずっとずっと、生まれたときから一緒だった。


小野寺にとって乃愛は全てで、
乃愛にとって小野寺が全てだった。




「いとこ」で「大嫌い」で「親友」






「………馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿あ…!!」


泣きじゃくる乃愛を見て、懐かしい感覚に陥った。