幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

怖いのだろう。

小野寺は平和な世界へ行く切符を持っている。



土方は、小野寺が消えることが不安だった。





「じゃあ、私は行く」



土方はそっと小野寺を離した。




「みんな、死なないでね」



「「「「「ああ!」」」」」





隊士たちの返事を聞いて、思わず笑ってしまった。





大丈夫。

また必ず戻ってくる。







「小野寺姫が命じる」








サァ………


木々の葉が舞う。






「水、火、土、木、月よ。我が名は小野寺姫。神に仕えし陰陽師である」




沖田はその光の眩しさでぎゅっと目を瞑った。





「この緑石を核とし、時空を超える力を今、我に授けよ。我が名は小野寺姫。神に仕えし陰陽師なり……!」