幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「……大丈夫か?」


最近、明らかに体調を壊す頻度が増えてきている。


苦しそうに胸をかきむしる沖田をさすりながら、小野寺は式神を指に挟んだ。



「小野寺姫が命じる。式神よ、森羅万象の力を用い、彼を守り給へ……」


式神が光り輝く。

そして、さっきまで苦しんでいたのが嘘だったかのように、沖田の発作が収まった。




「……おのでらん?」


汗をふき、沖田は小野寺を見つめた。



「……大丈夫か?」

「それ、こっちの台詞なんだけど」



見ると、小野寺は少し苦しそうに汗を拭いている。