部屋を覗くと、そこには藤堂と伊東がいた。


「あ、さっきまで江戸に行っていたんだったな。おかえり、藤堂」

「お、小野寺ちゃん!え!?なんで甲子がここにいんの!?」

あたふたする藤堂をよそに、伊東が笑っていった。



「俺と平助は、道場が同じなんですよ」

「へえ!」



マジか。



「くそー!甲子、なんかでかくなってるしー」

「平助が小さいんですよ」

「何をー!?」



ギャーギャー騒ぐ藤堂を抑えながら伊東は笑った。




「…元気そうで良かった」

「伊東さーん!!!」



すると、次から次へと人が部屋に入ってくる。沖田である。


「助けてー!」

「総司イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ」




うわぁ、鬼……