幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

耳元で何やら聞こえてきた。

首を右に回すと、蓮宮はそっと離れた。




「……そう、言えばいいのか?」

「うん。それが君の仕事」




大した仕事ではない。


でも、従うべき?
従わないべき?




蓮宮来愛は敵?味方?



蓮宮に裏心があるのは丸見えだ。

世界を救うことが彼の真の目的ではない。
それは確かだ。


こんなヒーローがいてたまるものか。




「君は、」

「信じてくれるなんて思わないよ。今の君にとって僕はただの悪者だろうからね」


彼の高い鼻が、小野寺の鼻に当たった。