幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

沖田の容体は悪くなるばかりだった。




『沖田ッ!』


池田屋事件が起こったあの日。

斎藤におぶられて屯所へ戻りはするが、危ない状況には変わりなかった。




『いつから気付いていたんだ』


いつもにも増して眉間に皺を寄せる土方。



『さぁ、どうでしょうね』

目を細める沖田。


『惚けんな!俺は真面目に聞いている!!』


『じゃあ、何なんですか?』




沖田の表情は変わらない。





『僕が病気ですって言ったところで、何が変わるんですか?』