幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「どこだ?それは?」



「僕たち壬生浪士組の……なんて言ったらいいかな?うーん…屋敷?みたいな感じかな」




壬生浪士組…?


聞いたことのない単語だ。





小野寺は先程も言ったが、学校では理系を選択していた。


小野寺家は代々続く陰陽師の家系である。



その為、彼女は学校でも天文学と数学を中心に学習していたのだ。



なので、日本史については中学生レベルの学力しかない。





「俺たち壬生浪士組は、所謂幕府を守るという立場だ」



土方はサラリと説明する。





「ま、簡単に言うとな。とにかく詳しいことは屯所で説明するから、ついてこい」




「ま、待って!」




歩きだそうとする土方を遮って、小野寺が叫んだ。





「そ、そのみぶ?ろーしぐみ?だかなんだかは良く分からないが、どうして僕が……」









「だーかーらっ!」




土方は、イライラしながら叫んだ。






「着いてこいっつってんだろ!」

その気迫に圧倒された小野寺は、コクコクと頷いた。