幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「……土方…」


「俺が、怖いか?小野寺」

思わず、首を横に振った。


「俺じゃあ、お前の昔の傷を癒せねえのか?」



―――――…え?



そう言う土方の顔は切なそうで、

守りたい、なんて言うけど、

思わず「守ってあげたい」と、彼に対して思ってしまう。




知っている。

土方が、どれだけ自分を思っているのか。



出会って間もない頃、夜になると出掛け、朝になると女の独特な匂いを身にまとい、屯所に帰ってくることも少なくなかった。


でも最近は、毎晩土方の部屋に蝋燭の焔が見えた。