幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

だから、あいつのところに行かないでくれ。



「あぁ……っ、ふ…、いやぁ……ッ」


ずっと、俺の傍に居てくれ――…。



着物に手を伸ばす。


キスに夢中になり、小野寺はそのことに気付いていない。



その柔らかい胸に触ると、びくん、と動いたのが分かった。


「あ、やめ……土方、やめろ…こんな朝早くから…!」


「お前、また例の夢を見たんだろ?」



そう告げると、小野寺は肩を揺らした。



「………あの悲鳴を上げるの、お前、二回目だよな?」



土方の声は、優しかった。