幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「ッう」

土方が、小野寺の着物に手を伸ばす。



「やめて、やめて、土方!」


小野寺のその声を無視し、土方は小野寺の着用している帯を緩めた。




「………ひ、じか…やめっ…」


真っ赤になり、目に涙を溜めながらか細い声を絞り出す小野寺。


島原にいる女とは違った、鳴き方の知らない声だった。



「………んっ」

無理矢理、唇を彼女の唇におさえつける。



「や、ひじか……や、んっ」



息を吸う暇さえ与えたくなかった。


自分だけを、俺だけを見ていればいいんだよ、小野寺…