幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

すとん、と小野寺の手にそれが落ちる。



「…これって……?」

「てめえの髪、長ったらしくてうざくなってきたから、やるよ」



そう言い残し、スタスタと進む土方。



小野寺の手に乗ったものは、


「…………髪飾り?」






慌てて振り返るが、もうそこに土方の姿はなかった。




桃色の、髪飾り。



「………………」


小野寺はそれを、ぎゅっと握りしめた。