幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「きれ………」

「ん?何か言ったか?斎藤」

「今日の刀は切れ味抜群だなああああ」ブンブン


「ちょ、危ないぞ斎藤、うわ袴切れたあああっ」


「新ぱっつああああんっ」



わはは、と部屋が笑いで包まれる。




小野寺はゆっくりと空を見上げた。




(お父様、お兄様………乃愛)




目を瞑る。






(僕はここで、本当の自分を見つけられるでしょうか?)



笑みが零れる。



大丈夫。

この先、何が待っていようとも。
まだまだ不安はあるけれど、


みんながいる。






















このときの僕たちは知らない。


この先に待っている、残酷な未来なんて――…。



―――――
―――



「くーりあくんっ」