幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~

「………そうか」

泣かない。
僕は、泣かない。

ぐっと唇を噛み、沖田を見た。

「そう………か」


「おのでらん」





気がつくと





「……………え?」

ぎゅっと。


抱き締められていた。



「おき………た?」

そう理解するまで、少し時間がかかった。


「ごめんね。ごめん、おのでらん。痛かったよね?…背負わせて、ごめん…!」

きっと、沖田は芹沢の件を言っているのだろう。


「僕こそ、ごめん。この件は、君たちにとってのけじめだったのに…」


小野寺もそっと目を瞑った。


「…これは、僕たちの問題だったから。ありがとう、おのでらん」

そう言って、沖田は笑った。


「……じゃあ、僕は会議があるから行くよ。おのでらんは怪我してるからいいよ」

「いや、僕も行……」

「ちゅっ」