目が醒めると、少女は見覚えのないセカイにいた。

着物の人々。
よく分からない髪型。
日本史の教科書に載っているような家々。
腰にささっている刀。
ジロジロ見られる自分。







「……ここは、どこだ?」










小野寺姫(オノデラヒメ)は、呟いた。