生きていくよ

 私も、彼女と同じ方向を見た。




 目の前には、大きなトラック。




 そこからは・・・何も、覚えていない。




 気づいたら私は泣いていて、救急車の音がした。




 声なんて出なかった。




 自分が今、どんな状況にあるのかわからなかった。




 幸いなことに、学校の近くだ。




 サッカー部が私を見つけてくれたのか、すぐに担任の先生やほかの先生が来た。




 私・・・どうしたの?