「や…普通に無理でしょ。」

陽一の目から少しそらし、近くにあった時計台の方に目をやる。





「どして…?」

かなり不思議そうに、あたしに問いかける陽一。


「だ…だって……間接キスでも嫌がるあたしがさ、無理に決まってんじゃん。」

段々と顔が熱くなってくる…




「でもさー…俺からしようとした時、平手打ちしちゃったのは何処の誰かなー?^^」




痛いところをついてくる…


「ぅ……そりゃー、あたしだけど…」



「でしょ?^^んじゃー…美羽からだね。もう、平手打ちされるのはこりごりだしー…」

"はぁー"と溜め息をつきながら、見せつけるかのように自分の頬をさする陽一。