「えぇ今日の良き日に…………」
校長先生の話し長いなぁ―――……
っとその時、
トンっ。
肩に重みを感じた。
え。
恐る恐る横を向いた。
「ふぇッ!誰この人」
思わず声が出てしまった。
な、なんで肩に寄りかかってるの
アタフタして動けないでいると、
「黙って肩貸して――…」
低くて、でも綺麗な声が耳に聞こえた
「ぇ、でもなんで?しかも誰ですか。」
「はっ!?お前俺の事知らないの?」
「はい。まったく。それと頭どかしてもらっていいですか。」
思わず敬語になる。入学生の席に座ってるから1年生だと思うけど……
「ははっ。おもしれぇ―。アンタ名前は。」
「桜木蘭です。」
「蘭ね。俺は彌生。よろしく。」
「よろしく、です」
よく見たら彌生くんカッコいいなぁ。
目の色が凄く綺麗だな。
