彼女の事も忘れかけてきた頃、
駅で彼女を見つけた。

『あっあの子だ』

これは運命なのだろうか? 神様ありがとう。
こんなチャンスを与えてくれて…。

僕は急いで彼女にかけていった。
息が荒れながら、メアドを聞こうとしたら…。

なんと向こうから、

『あっあの時の…。よかったらお礼がしたいのでメールアドレス教えて貰ってもよろしいですか?』

僕は興奮して、
顔が赤くなっている。
自分でもわかった。
『いいよ。』

僕は出来るだけ顔を下に
向けながら、赤外線で
メールアドレスを交換した。

赤くなっている顔を
絶対に見られたくないからだ。

『ありがとうございます。後で電話しますね。』

『あっはい』

彼女は電車に乗っていってしまった。
こんどもまた三両目で…。