これは本当にあった恋の物語・・


「沙希~、いつまで寝てるの?学校、遅刻するわよー。」
「ん・・・、今何時。。」
そう言いながら、時計を見た私、
「え・・・え~~~~~~~、大遅刻じゃんっ!!ヤバいよー」
私は、いつもながら遅刻してます・・・
どーも、朝は苦手で・・

「じゃあ、行ってくる~。あっ、今日綾の家で遊ぶから遅くなるー。」
「なるべく、早くねぇ~」
バタバタと玄関を出て行く私にお母さんは手を振っていた。

私、東条沙希。城南中学に通う2年生。
いつも、こんな感じで遅刻してます(汗)

「すいません!、遅刻しましたぁ!!。もうしませーん。」
「沙希、また遅刻か!何回目だと思ってる?もうしませんって
何回言ってる!!」
「す・・・すいません。今度からは・・」
「もう聞き飽きた。さっさと座れ!」
毎度、先生に怒られてる私。最近は先生も飽きれている。
この先生はがっこうで2番目に怖いと恐れられている佐伯原先生。
28歳でカッコいいのに怖いから生徒には不人気。
「沙希、今日もやっぱり遅刻だったねぇ~」
「もうっ!朝はどうも起きられないの!!」
「あはは、いつものことじゃん。」
この子は、私の小学校からの友達、南原綾。
いわゆる、親友ってとこ。
綾の前を通り過ぎ自分の席に着席する。
私の席は窓側の一番後ろ。クラスで一番いい席。

窓の外をぼーっと眺めてたらいつのまにか担任のながったるい
朝の会が終わり1時間目の授業準備に入っていた。
「沙希~、いい席だからってあんまぼーとしてちゃだめだよ?
次は沙希の大好きな時雨先生の授業だよ~」
「ちょっ!べ・・別に大好きじゃないし。だたカッコいいってだけ!」
「えー、そーなの?w」
時雨先生とは、生物担当の23歳のイケメン先生。
この学校で一番若く、佐伯原先生とは違い怒りっぽくないから
生徒には大人気。まぁ、顔がぴかイチだからね。
告白する子もいるらしいけど、全て断ってるらしい。
{あたりまえじゃん。先生が生徒と付き合うわけないって。}
「あっ、そうそう、今日私んちで遊ぶじゃん?そんとき、美由もいい?」
「あ、うん。別にいいよぉ。でも急に遊ぶなんてどうしたの?」
「いやーなんかさー、話があるらしくって。沙希にも聞いてほしいんだって。」
「なんだろうね?」