「だからオレ、このことは身内以外、誰にもいってないんだ」


「スポーツ紙の記者が知ったら飛びつきそうな話だけどね」


「間違いなくね」


「いつか超能力者に会えるといいね」


「うん。それが今のオレにねがい」


マサキはそういってカップを持つ手を口元に運んだ。