「マサキ。身体はもういいの?」


「なんのこと?」


「なんのことって身体のことよ」


「だから身体のことってなんだよ」


「だから身体のことは身体のことよ」


ついむきになって、何度も、何度も聞き返した。


らちがあきそうにないので、わたしが言わんとすることをきちんと筋道立てて説明した。


やがてマサキが声を上げて笑い出した。