ねぇ倉太。



あの日は絶対、貴方以外

愛せないって思ってた。



でも、今なら倉太の約束を果たせそうよ。


私ね、今すっごく幸せだよ。







ぎゅっと彼に右手を握られて……。


私はまた、あの寒い夜を思い出す。



end