「実夏先輩…」
『ん?どうしたの、はる、と…く…!?』
人前でいきなり抱きしめられてしまった。
『え、え!?春斗君…?』
いきなりの展開のはやさに気持ちが追いつかない。
だって、手を繋いだこともない私が
一気に抱きしめられるなんて!!
少し抵抗してみるがびくともしないで
逆に力が強くなった。
「少しだけ、こうさせてください…」
ぎゅうっと抱きしめられて中々離してくれなかった。
少し、低い声に怖さを覚えた。
春斗君ってこんなに力が強かったんだ…。
可愛いとかそういう彼の面影はどこにもなかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…