｢あ、有難う御座います！｣

その瞬間パアッと明るく笑顔になりお礼を言ってきた。

｢ヤバッ………｣


｢なにがヤバイんですか？｣

｢あ、いやなにも。─これからよろしくな。べーに｣

俺はこの瞬間“運命”ってあるのかもしれない。と､恥ずかしながら胸に秘めていた。


俺の心が紅に完璧に撃ち抜かれたのは言うまでもない。


あぁ、あのこが紅なら
ヤバイほど嬉しいな。

そんな奇跡はないと思うけど。


｢いきなり名前はやめてくださいっ！｣


抵抗姿も可愛い。


｢やだね。紅｣


｢っもう!!。｣


さぁ、どうやって手に入れるかな？