「ふーん。なるほどねぇ。あの紅がぁ…。」
「そんなに対したものじゃなくてすみませんねー。」
一颯の反応が薄かったのでわざと拗ねてみた。
「いや、対したものだよ。今の年頃そんなことする人滅多に居ないし立派だよー」
なぜか伯母さん口調な一颯。
「でも、紅が黒のジャージを見るたびに反応してたのはそう言うことか…。」
「ッ!!見てたの?!まぁ、それ、は…そうです……。」
私は素直に答えた。
「そりゃあんなピクッてしたウサギみたいな可愛い反応のしかたなら誰だって気づくわよ」
「なに言ってるの?一颯頭大丈夫?」
「はぁ。鈍感なんだから…」
「何て言ったの?」
一颯がボソッと言ったから聞こえなかった。
でも聞き返しても教えてくれることはなかった。

