体育祭実行委員会に
なぜか推薦された私は
進んで引き受けた。
これが私にとって幸運となるとは知らずに…
私はその日体調が優れなかった。
「頭痛い…」
やば…気持ち悪い…。
でも、役目は果たさなきゃと
リレーに参加する人の
案内をしていた。
いろんなひとが参加するわけで、
当然元気なお爺ちゃんお婆ちゃんも
もちろん参加する。
私たちが順番待ちをしているとき
突然お爺ちゃんが
体調を崩したのだ。
私はパニック状態で
何をすればいいかわからないわけで
ただ。駆け寄って
「大丈夫ですか!?誰か、救急車を呼んでください!」
大丈夫でもないひとに大丈夫と…今思えば馬鹿だな…。
私の声が小さかったのか回りはなにもしてくれない…。
どうしよう…。泣きそうになった。
そんなとき、──

