この恋が終わるまで



『あんた、2年だろ?』


またもいきなりあんた呼ばわり
してくる隣の赤茶の男。


『そうだけど…。』

『俺、1年だから。』


聞いてもないのに
ぺらぺら喋る赤茶の男。


『後輩なら敬語使えば?』

『敬語なんて使わねーよ、だりぃ。』

『あっそ。』

別に敬語を使おうが使わないが
どーでもいいことなので
適当に流しておいた。


『なあ。』

『…』

『おい。』


『……』

『おいって!!』

『…………』