妹はお父さんが怖くて帰れなくなってしまった。

しばらく精神科に入院していたが、1ヶ月くらいで児童相談所に預けられることになった。

妹がいなくなってしまった。毎日が一人になった。私は孤独から体調が悪くなるばかりで、体型もガリガリになっていた。

私は亮君とのデートだけが唯一の楽しみになっていた。

たまに妹のところにも行き、お互いの近状を話したり、お父さんとの仲介をしようとしたが、妹は断固として拒否していた。

あまりにも長く児童相談所にもいられないので、学校の先生が動いてくれた。

お兄ちゃんを探してくれたのだ。

たぶんどこかで暮らしているであろうお兄ちゃんのところに妹をしばらく預けると言うことだった。

お兄ちゃんは意外にも簡単に見つかった。