私の面倒をみてくれるのは妹だった。私は妹が帰ってくる夕方に起きて、妹をずっと待っていた。妹は元気に帰ってきて、私に「なにか食べた?」と聞いては食べやすいパンをトーストしてくれたり、今日学校であったことを話してくれた。

私が急に泣き出しては宥めてくれた。何も言わずに、側にいてくれた。

そして一緒にタバコを吸って、曲を聞いたりしていた。

次の日も学校があるのに、私に合わせて夜中まで起きていてくれた。

こうして思い出すとつい最近のことのように感じる。

妹がいたから私は生きてこられたんだ。