お母さんは寝たきりになり、見ていられなかった。心が苛まれて、苦しかった。それでもお父さんはお母さんの入院を拒んだ。側に置いておきたかったのだろう。お父さんは仕事にいかなくなり、お母さんの横でゲームをしていた。

私は食べられない日が続き、そわそわして落ち着かず、なにもできなくなっていた。そしてお母さんと同じ病院の精神科に行った。診断はうつ病だった。

坑鬱剤、精神安定剤を1日15錠飲みほとんど寝ている状態だった。集中力も欠け何もする気が起きない。朝が辛く、昼夜逆転していた。動かないためか、足はすっかり痩せ細り、タバコも吸わなくなった。生きていることが本当に辛かった。今こうして思い出しても涙が出てくる。